オリジナル横河EJA438E、リモートダイヤフラムシール付き - DAダイヤフラムシール型ゲージ圧トランスミッタ

概要

Yokogawa EJA438Eは、圧力検出素子がリモートダイヤフラムシールと毛細管を介してプロセスに接続され、流体で満たされたゲージ圧トランスミッタです。このリモートシール配置により、センサーの直接取り付けが難しい過酷な環境、粘性、高温、または腐食性の媒体に適しています。

重要：このモデルは、メーカーによって正式に生産中止となっています。仕様または製品の見出しに「（生産中止）」と記載されている場合は、交換または代替品の調達/在庫を計画する必要がある可能性が高いことを意味します。

主な機能と仕様

主な機能と技術的なハイライトを以下に示します。

• 測定範囲とスパン：例として「A」スパンカテゴリ：0.06～3.5 MPa（≒8.6～500 psi）、範囲は-0.1～+3.5 MPa。 「B」カテゴリ（フラッシュ/拡張タイプ）の場合、スパンは0.46～16 MPaなど。
• 精度：較正されたスパンの基準精度は、標準構成で通常スパンの±0.2％です。
• 応答時間：約200 ms（ゼロソフトウェアダンピング）、公称デッドタイム45 msを含む。
• 出力/通信オプション：デジタル通信（HART/BRAIN）付き4～20 mA DC、1～5 V出力+HART、またはデジタルバス（FOUNDATION Fieldbus、PROFIBUS PA）のバージョンもあります。
• 自己診断/高度な機能：トランスミッタは、ローカルパラメータ設定（ボタンまたは詳細設定によるLPS）、信号特性化（4～20 mAで10セグメント）、毛細管充填流体密度補正（リモートシール/毛細管流体の影響用）などをサポートしています。
• ダイヤフラムシールリモートシステム：リモートダイヤフラムシールは、プロセス流体がセンサーアセンブリに入るのを防ぎます。適切な流体で満たされた毛細管を介して接続されています。この構成により、困難な媒体（高粘度、高温、腐食性など）の測定が可能になります。
• SIL認証：標準（Fieldbus/PROFIBUS以外）構成では、EJA-EシリーズはSIL 2安全要件を満たしています。

使用事例/アプリケーションコンテキスト

リモートダイヤフラムシールがあるため、EJA438Eは特に以下のプロセスアプリケーションに適しています。

• プロセス流体が高温、高粘度、汚染されている、または固形物や腐食性化学物質を含んでおり、センサーを直接露出させることが望ましくない場合。
• 過酷な環境下での高精度なゲージ圧測定が必要な場合。
• プロセス接続がトランスミッタ電子機器から物理的に離れている必要がある場合（例：電子機器を高温または危険区域から遠ざけるため）。
• 標準の4～20 mAループ（HART付き）またはフィールドバス通信が、プロセス制御/計装システムで使用されている場合。

このようなトランスミッタは、石油・ガス、石油化学、化学、発電、その他の重工業プラントなどの業界でよく見られます。

生産中止と交換

EJA438Eが生産中止になっていることに注意することが重要です。例：

• メーカーのページでは、「生産中止」と記載されており、Yokogawa EJXC80AまたはEJAC80Eダイヤフラムシールシステムシリーズに置き換えられています。
• 生産中止とは、新規生産がないこと、スペア/在庫の入手が限られていること、完全なサポートの終了、またはオリジナル部品の長期的な入手可能性がない可能性があることを意味します。
• 交換、アップグレード、または将来の調達については、Yokogawaまたはその正規販売代理店に問い合わせて、現在の最適な同等品を見つけ、互換性を確認し、レトロフィットコストなどを検討する必要があります。

南アフリカ/ローカル市場に関する考慮事項

南アフリカのベノーニに拠点を置いているため、いくつかのローカルノートがあります。

• トランスミッタは生産中止になっているため、利用可能なローカル在庫または輸入リードタイムを確認してください。スペアパーツは限られている場合があります。
• 南アフリカ/SADC環境に関連する校正、刻印、認証（必要な場合）、および爆発/ゾーン危険承認について、ローカルサポートがあることを確認してください。
• 交換する際は、交換製品が、設置に適したローカル承認（ATEX/IECEx、南アフリカ規格）を持っていることを確認してください。
• 毛細管リモートシールシステムは、設置に注意が必要であることを意味します。適切な取り付け、適切な充填流体、毛細管の配線、温度の影響を考慮する必要があります。特に、ハウテン地方で一般的な高温環境では。
• メンテナンスとスペアの容易さのために、複数の設置にわたって新しいモデル（交換品）を標準化できるかどうかを検討してください。